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6. 超高濃度ビタミンC点滴法との出会い
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(1)市ヶ谷のKクリニックの水上医師との面談。
がん医療における代替療法のパイオニアの一人である水上治医師については、ネットや書籍で以前から存じ 上げており、前立腺がん告知された当初よりセカンドオピニオンとしてお伺いしょうとしておりましたが、
お目にかかったのは3年半を経た2016年4月でした。 最初の部分を再掲します。
2016年4月19日に初めて水上医師にお会いし、カウンセリングを受ける。
私の問診表に書かれた内容を読み、いくつかの組み合わせと、取り組む姿勢を読み終えて、「100点満点、いや120点あげてもいい。 以下略」と先生の基本治療方針とたまたま合ったのでしょう。
そして、私の病態が深刻ではなく、マーカーもゼロに近いところでコントロールされているのを見ての評価だと思います。 提出した私の問診票の内容は最後に載せます。
そして、超高濃度ビタミンC点滴法の今後のスケジュールを決めた後、G6PD検査 酸化ストレスマーカー尿検査、DHEA-S検査(免疫力テスト)を受ける。
➀G6PD検査:
G6PDは赤血球の膜に存在し、活性酸素から赤血球を守っている
酵素。 この酵素が 欠乏していると強い酸化物が血液内に入ると
溶血を引き起こす可能性で大きくなります。この酵素の欠乏症の
検査。この酵素が欠けている時は超高濃度ビタミンC点滴は受け
られません。
② 尿中8OHdG酸化ストレス検査 :
DNAの塩基の一つグアニンの8番目が活性酸素に酸化されたもの。
がんの人は高い傾向にある。
③ DHEA-S検査(免疫力テスト):
副腎皮質ホルモンの1種。6~7歳から増加。 12,3歳がピーク。
20歳から下降。人の「生命力」に比例。
健康人の男性の基準値 女性の基準値は男性の約半分。
20~40歳台 830~5420ng/ml
50~60歳台 140~2240ng/ml
がん患者の平均範囲 数百 ng/ml
④私の数値: ①は合格、
②は基準値の16.4ng/mg・クレアチン換算値以下の14でクリア。
③は74歳のがん患者の私の値が4137ng/mlで水上先生もびっくり。
水上先生は私の様々な手法の組み合わせ 効いている可能性が高い
とプラスの評価。
私は一つの指標として冷静に見ています。一番大切なのは日々の体調が不調なのか、快い状態が続いているかの判断で、不調であればそれを改善するのが一番。
それよりも私にとってはK.F先生の研究で、血中コレチゾール、24時間畜尿の尿中コレチゾールの値が基準値の上限ぎりぎりのところにあることの方が気になっています。これは心的ストレスが異常に高く、常に体を蝕んでいる状態で、ビタミンCがどんどん使われてしまい、活性酸素からの攻撃に弱くなるし、免疫系を強くする働きにも影響してしまうので、この心的ストレスを少なくすることに今の私の最大の課題です。
<<私の提出した問診票の主な内容>>
特に皆さんが行っていることと変わりはないと思いますが、 リクエストもいくつかありましたので、あえて載せます。問診票と同時に、
当ホームページ「前立腺がん告知を受けて」 に載せてある「1.前立腺がんの告知と家族への闘病決意書」の コピーも一緒に提出。
<<< 問1. 現在内服している薬は >>>
手術は2か月間粘りに粘って回避。時間を稼ぎ「がん」の勉強をする
ためにホルモン療法を選択。
①抗男性ホルモン剤ビカルタミド
②リュープリン皮下注射(月1回)
①、②はこの1年間休止の後、2016年5月から1年間再開する
間欠療法の予定。
③2015年秋からCOX2阻害剤1日1錠、2016年3月から1日2錠
を服用。
<<< 問2. がんの原因と思われることは >>>
①加齢による免疫力の低下および家族歴に注意してこなかった。
②54歳で独立。事業の失敗で多額の負債を抱え、続く個人事業
経営の過重のストレスを抱える。
③現役時代(54歳以前)比べて圧倒的にリラックス時間、運動(ゴル
フ、テニス等)、旅行が少なくなった。3泊以上の旅行、ゴルフ、
テニスはこの20年間皆無。
④市販の炒め物、揚げ物、チーズ等の乳製品と晩酌(焼酎)の仕事終
わりの夜10時からの食事が70歳まで15年間続く。
そして、前立腺がんの告知となる。
<<< 問3. がんになった事で考え方や生活への変化は >>>
① 闘病決意書にも書いてある通り、「がん」の事を徹底的に知りた
い気持ちが、日ごとに強くなっている。現在も毎朝4時から7時
までの3時間が主に「がん」や医療に関係する書物や文献の勉強
時間でコーヒーや野菜サラダ、野菜ジュース、アボガドを楽しみ
ながらの学習時間です。
② 自己の免疫力を上げることが最も大切なことと思っている。
③ 一日一生を大切に。寝るときに感謝、目覚めて感謝。
④ できるだけ明るくリラックスそして家族仲良く。
⑤ つくば市にあるゲルソンランチの会でがん患者同士の情報交換
、励まし合いで元気をもらい同時に食事、生活の変化は
このランチの会から全て頂きました。
<<< 問4.がんに対して自己でおこなっている事。
(食事、温泉、運動、瞑想など) >>>
①2012.6~2012.8 星野・ゲルソン食事療法
②2012.9~2015.9 済陽式食事療法、食事の量は腹8分目
③2015.10~現在 済陽式食事療法 + ケトン体食事法(注)
(注:摂取糖分30~40g/日でケトン体量500~1300μmol/L、1時間後
血糖値100~120、2時間後血糖値 90~110、空腹時血糖値
80 mg/dl 前後)
④近くの岩盤浴&露天風呂で週2回、2時間のリラックス。
⑤近くの里山を週2回、45分ほど散策。
⑥個人事務所で静かにクラシックと若き日によく聴いた音楽を
楽しむ。
⑦朝晩布団の中で30分三井式温熱器を用いて全身を温める。
<<< 問5. 標準治療以外の治療をしていますか。(サプリメント等) >>>
(1) 自己免疫力を上げるためのサプリメント
ここでは省略
(2) 活性酸素を可能な限り無毒化する。
ここでは省略
(3) がん細胞の増殖抑制 ここでは省略
(4) 直接がん細胞を攻撃 ここでは省略
(5) 動脈硬化・脳疾患・心疾患の予防 ここでは省略
(6) 栄養補助 ここでは省略
③おやつにナッツ、クルミ、いりごま、海苔、アボガドなど
< 問診票については以上です。>
この後、正式に超高濃度ビタミンC点滴法を開始する前につぎの1クール4回の高濃度ビタミンC点滴を1週間に1回の割合で点滴を行う。
私の場合はこのようになりました。
⓪ 4月19日 M先生の1時間のカウンセリング&血液検査。
① 5月10日 ビタミンC点滴 点適量 12.5g 点滴時間 25分
② 5月19日 ビタミンC点滴 点適量 25g 点滴時間 50分
③ 5月26日 ビタミンC点滴 点適量 50g 点滴時間 100分
④ 6月 9日 ビタミンC点滴 点適量 75g 点滴時間 150分
<点滴後 血中濃度測定>
⑤ 6月19日 ④の10日後にビタミンCの血中濃度の結果より今後の
治療指針を決める。
⓪より⑤の費用合計は交通費込みで約10万円でした。
5月26日にK副医院長の問診があり、私のM医師への問診票への再質問と血液検査の結果の説明がありました。問診内容は以下の通り。
① 省略
② サプリメントも最初は効いても、体が慣れると効かなくなるものも
多いので、注意が必要ですとのこと。
③ 私の免疫力テストの結果が 4137ng/mlの値については、抗男性ホル
モン「ビカルタミド」が1か月前から再開していた のでその影響が
あると思われるのでので、参考数値として捉えて欲しいと言われ、
私としてはもちろん納得していますが、真実の値も知りたいので、
再度抗男性ホルモンビカルタミド」を一定期間休止し、再検査する
ことにしました。
④尿中8OHdG酸化ストレス検査 : DNAの塩基の一つグアニンの8番目
が活性酸素に酸化されたもの。
私の値は基準値の16.4ng/mg・クレアチン換算値以下の14で合格、
10以下の人はいないそうです。がんの人は高い傾向にあり、20位の人
が多く、抗がん剤を使うと30位になってしまう。
抗がん剤を使わざるを得ない人は如何に抗酸化対策を同時にすること
が必要であることが分かります。
<以下2016年6月17日に追加>
6月9日東京市ヶ谷のKクリニックで4回目の超高濃度ビタミンC点滴をした。検査のための最後の4回目の点滴量は75gで点滴時間も2時間30分と長く、本を読んだり、眠ったり、手弁当を食べなたりしながらの点滴でした。20人ぐらいが同時に点滴できる広い治療室で午前中のためか10人ぐらいの人が、それぞれの思いを胸に点滴を受けていました。
この一週間後に4回目の点滴後の血中濃度が通知される。その値は361.42mg/dlで塊のがんを表面から殺していく濃度350~400mg/dl以上に入っているという。しかし、通常この濃度を保つ時間は1~2時間なので、がんが重い方は点滴量を100g以上にするとか、1週間に2回、3回と点滴間隔を狭めていく必要があるが、かかる費用が続くかどうかが一番の問題である。効果が出始めるまでに10回ぐらいの人もいるそうだが、普通は30回ぐらいという。私のがんは極微小のがんに抑え込んでいるが、どのくらいで完全に消せるか正確には見通せない。先生は1年以上はかからないでしょうといわれていますが、1年はかかるかな。予算が潤沢にあれば心配することはないのだが。 私の作戦は超高濃度ビタミンC点滴のみでがん細胞絶滅に持っていくのは予算不足なので、今のところ次の4つの方法を組み立てている。
①ケトン体食事法を基本として、②ホルモン療法、COX2阻害剤、ラドンによるホルミシス療法でがんを極限まで小さくしておいて、来年3月からホルモン療法に代わって超高濃度ビタミンC点滴法を本格的に取り入れるつもりですが、収入との兼ね合いでその時になってみないと何とも言えない。(収入と支出とをにらみながらの人体実験です)。