(3) 強力なメラトニンの力
メラトニンと言えば、通常脳の中央の奥深くにある栗の実ほどの小さな松果体と呼ばれる器官から分泌される睡眠を誘うホルモンというのが一般の理解だと思います。私も3年前までそうでした。
しかし、今ではこのメラトニンが全てのホルモンのを統括する又は調節するホルモンの中のホルモンであり、若さと健康を保持し続けるためにはこのホルモンが適正に分泌され、活性が高い状態が必要とされるということです。
そして、「がんからの生還」にはこのホルモンを外から補充することによって免疫力を高く維持できることが、数々の動物実験や患者の臨床の場での観察研究が多数報告されています。
時差ぼけや、睡眠補助的に使用する場合には1~3mgで十分ですが、がんに対しては一晩に20mgか゛最低摂取量で進行がんの場合には40mg、がんが重度の時は75mgの場合もあるようです。
私は最初は3mgから初めて、10mgでしばらくとどまっていましたが、2015年秋に銀座東京クリニックの福田先生のホームページやブログを拝見して、2016年10月より毎晩欠かさず20mg飲み続けています。
専門的に詳しく知りたい方は銀座東京クリニックの福田医師のブログより先生のお書きになったメラトニンについてのサイトを引用してみてください。
以下次の二冊の書籍より、メラトニンとがん、メラトニンと免疫力について、
要点をまとめてみました。
①「驚異のメラトニン」ウォルター・ピエルパオリ、ウィリアム
・リーゲルソン著 日本語版 養老孟司 監修
②「奇跡のホルモン メラトニン」
ラッセル・ライター,ジョー・ロビンソン 共著
この2書と福田先生のブログよりメラトニンが如何に免疫力をつけるために必要なホルモンであるか、そしてそれが、がんからの生還に直接的かつ強力な作用をがんに与えるわけではないけれども、免疫細胞を増やし、活力を与え、たくさんのホルモンのバランスを整えることによって体調を良くし、そしてそのバランスこそが若さの復活であり、健康の復活であるということを繰り返し、実験や経過観察などで述べられています。
メラトニンは20歳前後に分泌のピークを迎え、その後は急激に分泌量を減らしていき50歳くらいでで半分くらいまで減りますが、非常に安い化学的に合成された安全なメラトニンが個人輸入で米国より入手できるので、それを適度に補充することによってメラトニンの恩恵を受けることができます。そしてビタミンCと同じようにがん患者はメラトニンが健常人と比べて極端に少ないそうです。メラトニンが少ないからがんになったのか、がんになったからメラトニンの消費が多く少ない量しか計量できないのかはわかりませんがいずれにしても、50歳を過ぎればメラトニンの分泌量は極端に少なくなるようですので、外部からの補充も考えることも必要かと思います。私は毎晩就寝前に20mg飲んでいます。
< 続く >
次は10.(4)遠赤外線温熱とマイナスイオンと砂浴 続きます。