306.がんとビタミンC(その4)        2016.4.03

 

 Y.Y様 ランチの会のみなさま     千葉県の米翁です。

 リンパ浮腫のつらさは本人でないと分からないくらいつらいものと聞いています。夜寝られない、自由に姿勢を変えられない等々家内の知人から聞いています。マッサージで少しでも和らいで良くなってくれることをお祈りしています。

 さて、3月の下旬珍しく風邪を引いたのをチャンスにビタミンCの効用の確認をしてみました。
 同居の長女が2月の下旬より2週間インフルエンザで寝込み、回復後一般の風邪をこじらせて、再び10日間ほど微熱と咳で家中インフル菌と風邪菌で飽和状態の中、何とかビタミンCの1日20gの摂取により耐えに耐えていた最中の3月18日朝4時起きの日常の読書中微熱を感じ計測すると37.2度の熱、そのまま本読みを続けて1時間後37.8度さらに、2時間後38度を超えたところで寝床の中に、布団乾燥機で体を温め、ビタミンC10gの水を1Lを枕元において絶え間なく飲み続けて3時間見事、熱は37.2度まで下がり午後には仕事場に、夜の9時まで働き帰宅、この生活を2日間続けてその間ビタミンCの1日の摂取量は30gは超えていたと思います。

 37度越えの微熱と鼻水が継続ていた3日目の朝、突然平熱に戻り体調さわやか、昼過ぎ一過性の下痢が急に起こり腸が空っぽ状態に。
  一つの可能性としては、風邪が収束に向いビタミンCの腸管許容量が下がり腸に吸収されなくなったビタミンCが下痢を引き起こしたものと考えられます。(別の見立てもあると思います)

 1日20gでは下痢が起こらず、30g越えで下痢が起こるということは、私のその時のビタミンCの腸管許容量は30g台にあり、健康人では4~15gくらいだそうですから,前立腺がんとの闘いにビタミンCが間接的に常時10数グラムが使われているのかなと考えています。

  因みに分子矯正医学で著名な米国のカスカート医師の豊富な臨床経験から病気の人が下痢を起こさず経口摂取できるビタミンCの最大量は病気の深刻さに比例して増えこれを「腸管許容量」というとのことです。
 腸管許容量は人によって変わるだけではなく、同じ人でも病気が重い時には大きく、回復するにしたがって小さくなっていくようです。
カスカート医師によるビタミンCによる腸管許容量の一部を記します。
 健康        4~15g
 軽い風邪     30~60g 
 重い風邪     60~100g以上
 インフルエンザ 100~150g
 がん       15~100g

この値は厳密な治験によるものではなく、カスカート医師による臨床経験によるもので、この考え方はほとんど一般の医師には理解されていないと思います。私が参考にしている書籍の著者の生田哲薬学博士もこう述べています。
 医療は「科学的根拠」を持たなければならないものですが、同時に大自然のように「芸術的な側面」も存在するのです。

2度のノーベル賞を受賞し、「ビタミンCとかぜ」「ビタミンCとがん」を著したポーリング博士も個体差による必要とするビタミンCの量は80倍にも達するだろうと述べています。

 私(米翁)も自分の体験で生田博士の評は納得出来る、同調できる考え方だと思います。来冬再び風邪又はインフルを罹患した時には再度ビタミンCの効用を計ってみたいと思っています。
 
 次回は「ビタミンCとは」ということでその安全性と効用と製法等々について紹介してみたいと思います。

 当然異論がある方、米翁のやり方は危険だという方は当然いらっしゃると思いますので、ぜひ異論、反対意見も紹介してくれたら嬉しいです。

 そして、この初夏から秋にかけて超高濃度ビタミンC点滴法を3~4回行いマーカー値がどの位下がるのか、体調にどのくらい影響があるのかないのか経験したいので、どなたかその経験を教えてくださいませんか。

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