305.がんとビタミンC(その3) 2016.3.27
ランチの会の皆さま
先の(その2)を書きながら、どこかで読んだ本の内容と同じだなと思っていましたら、4年前に前立腺がんを告知されたとき真っ先に買い求めた星野先生ともう一冊の「今こそ丸山ワクチンを!」(井口民樹・丸山茂雄著)のあるページの記述とほぼ同じでした。
それは丸山ワクチンの特徴として、
①副作用がない。
丸山ワクチンには毒性はない。故にがん細胞を直接殺す作用ない。
②延命効果が高い。
③痛みなどの自覚作用が消える。
④免疫力を高めてがんを自滅させる。
インターフェロンやインターロイキンなどサイトカインと呼ばれる
生理活性物質が産生され免疫力を活性化し間接的にがんを自滅に
追い込む。
⑤がんを封じ込め、がんと共存する。
丸山ワクチンの注射を続けていると細胞と細胞をつなぐ間質から多量のコラーゲンが増強される。このコラーゲンががんを取り囲むようにして封じ込める。これによって栄養源を遮断されたがんは縮小し、時には消滅することもある。
また、消滅しないまでも封じ込められたがん細胞は浸潤も転移もできなくなって冬眠状態の様になる。がんとの共存で天寿を全うするケースも稀ではない。
以上すべての点でキャメロン博士とボーリング博士のビタミンCの効用とほぼ同じですね。丸山ワクチンは私にとっても魅力を感じた療法でした。
当時、今の主治医にもお話して、OKももらっていたのですが、頻繁な回数の皮下注射とホルモン療法のリュープリンが星野式ゲルソン療法その後の済陽式食事療法と相まって劇的にマーカーがゼロ近くになったのと、糖質制限食に気持ちが集中してしまったため、丸山ワクチンの事は私の中から忘れさられていました。
私の知人にも長年丸山ワクチンを継続している人もいますし、このランチの会に何人もの方が実践されていらっしゃると思います。今、上の本を読み
返してみると、今でもトライしたい療法の一つですね。
でも、とりあえず今はビタミンCの大量経口摂取での効果を、糖質制限の
中で多分より大きいと直感している効果を実証したいと思っています。
というのはビタミンCはC6H8O6ブ
ドウ糖はC6H12O6の化学式から
分かるように、ビタミンCはブドウ糖から水素原子4個が取れただけの似た構造なので、糖質制限で血中の余分なブドウ糖が無い状態では、ビタミンCはがん細胞に取り込まれやすい状態なのではないかと、さらにガンが未だ小さい段階である今、徹底的に弱らせるチャンスかもしれないと思っています。
おおよそ同じ時代に手法こそ違っても米国と日本で同じ方向に向かってがんを封じ込める発想が湧き出ていたことに感銘を受けています。
丸山千里医師は戦時中からの研究なので、少し出発は早かったですが、両者とも時の権威筋に同じような非難、否定を受けるところも同じですね。
千葉県の米翁