なぜ私がブドウ糖にこだわるのか(その1) 2015.4.30
私ががん治療においてブドウ糖や血糖値になぜこだわるかは医療研究者でもない私が素人的に知識を繋ぎ、「なぜなのだろう」の発端から始まりました。
この中のほんの一部でも真実があり、誰かのお役に立てればとの想いです。前回の4月のランチの会の私の感想分にも書きましたように糖度の高いニンジンジュースがベーターカロチン等を豊富に含むという(だけ)の理由でなぜ末期のたくさんのがん患者を生還させることができるのか、1日13回に分けて摂ることにより四六時中体内に切れ目なく存在するβカロテンがビタミンAに常に変換され、ビタミンAは低未分化の細胞(癌細胞)を正常細胞に戻す働きがあるので、それが末期患者の生還に繋がっているのか。そして他の植物ではなく、なぜニンジンが選ばれたのか。
がん細胞の成長エネルギー源になるブドウ糖の量と正常細胞に戻すビタミンAの力のせめぎ合いの結果、 崖っぷちからの生還者が多いということなのか。飲み方不足 等により逆の場合は生還できないということなのか。この辺の記述は星野先生の本からは見つかりませんでした。
私の素人的な見解です。
もちろん末期がんからの生還はにんじんジュースのみではなくゲルソン療法の総合力ということは分かっていますが、その中でも人参ジュースはゲルソン療法の宝刀のような存在です。そのにんじんジュースの力は家内の25年前の膵臓炎からの復活でよく分かっています。
改めて星野先生の本から要点を抜粋します。
「ゲルソン療法の基本はがんが全身の栄養障害であり、代謝障害によるものである。故に大量のニンジン・野菜ジュースを摂取します。
これらは抗がん剤
の代わりです。ゲルソン療法では少食も断食も勧めていません。
むしろ栄養分は積極的に摂るようにしています。カロリーの欠乏では
ありません。それもビタミン・ミネラルの欠乏で、断食、少食などとんでもありません。できるだけ良い食事からよい栄養を取れるだけ摂るというのがゲルソン療法の基本です。」 (P49,50)
私(米翁)はゲルソン療法からはじまり2年間は遵守してきました。
今は試験的に糖質制限、少食、これからはプチ断食を含めた 断食も視野に入れています。 ここからは人体とブドウ糖の知識のおさらいです。
人体を構成する物質は水分60~80%、タンパク質15~20%、脂質13~20%、ミネラル5%、糖質1%という比率です。
ブドウ糖は主に大脳と大脳の一部である網膜、そしてミトコンドリアの存在しない赤血球でエネルギーとして消費されます。
その他は脂肪酸に変換され蓄積されます。手足の筋肉や心臓の筋肉は普段の生活や軽度の運動の時は脂肪酸をエネルギー源にし、激しい運動の時に限って(緊急性の高い時)ブドウ糖を取り込んでエネルギーにします。
そして話は飛びますが、母乳にはブドウ糖もでんぷんも含まれていません。乳糖と消化されないオリゴ糖です。赤ちゃんの脳はブドウ糖がなくて大丈夫でしょうか。これらとの関連を含めてまだまだぶどう糖とがんの話は続き、長くなりますので、今回はこの辺で。
前回のメールでカロリーは全てキロカロリーに訂正します。
そして、最後になりましたが、T.Fさんの紹介されたWarbierの日記に書かれた酵素の見解は正しいと思います。
私も去年の秋まで巷の酵素の見解に洗脳されていましたが、その後知人の生物学の方から教えて頂きましていろいろ調べているところです。